寺澤伸洋 「Kindle出版で月60万円稼ぎFIREした僕の副業出版戦略」
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目次
- はじめに
- プロローグ
- 第1章 電子書籍出版のメリット
- 第2章 電子書籍の仕組みと出版業界の構造変革
- 第3章 はじめての電子書籍出版で意識すべきこと
- 第4章 電子書籍のアイデアの出し方
- 第5章 電子書籍を読んでもらうための戦略
- 第6章 電子書籍を書くためのツールテクニック
- 第7章 電子書籍出版の具体的な手順
- エピローグ
- あとがき
どんな人むけ?
Kindle出版のノウハウがギュッと詰まった内容です。
ライティング上達のノウハウも盛りだくさん!ライティングの勉強にもなります。
執筆で副業しようとする人は、Kindle出版のノウハウも、ライティングスキル上達も一挙両得できます。
本について
寺澤伸洋
1976年、大阪府生まれ。灘高校、東京大学経済学部を卒業後、日系メーカーで17年間勤務。経理、営業、業務改革、Web企画、マーケティング、経営企画と多様な部門を経験し、半年間のイギリス留学後に外資系企業に転職。2020年より書籍の執筆を開始し、2021年FIRE達成。現在は作家・講演家として活動中。
現在は自分の得意で好きなことで「遊ぶように生きる」をモットーに、色々な人と出会い、化学反応を起こしながらワクワクするような毎日を過ごし中。ここでつながったのも何かの縁。一緒に人生を楽しみましょう!出典:アマゾンHP
- 40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法(KADOKAWA)
- 40歳でGAFAの部長に転職した僕が1ヶ月でやりきった面接対策(電子書籍)
- 4時間のエクセル仕事は20秒で終わる(ダイヤモンド)
- 自分の強みを引き出す4分割ノート術(世界文化社)
- 子どもを2人育てながら1億円貯めた夫婦の40代FIREまでの道のり(電子書籍)
Kindle出版
2022年2月6日
880円
Kindle Unlimited 対象
あらすじ
本を書いてみたいと思いながら、行動に移せていなかったりしませんか?
という著者の言葉から始まります。
知識0からKindle出版に至るまでの道のりが、てらさん(著者)と後輩本田壮くんとの会話形式で、分かりやすく展開。
具体的には、Kindle出版であれば簡単に始められること、Kindle出版についての全体像、アイデアの出し方、書き方、読まれるための戦略、ツールテクニック、出版の具体的な手順等について綴られています。
おすすめのポイント
電子書籍出版のメリット
てらさんは本田壮くんに電子書籍出版のメリットを先ず教えます。
以下抜粋
電子書籍を出して感じた一番大きなメリットは、『自分で稼げる』という自信を得たこと
色々なことにチャレンジすること。その結果、たった1つ何かで成功すれば人生が変わるということ
人生は、自分が無理をしなくても結果が出せてお金を稼げる仕事、すなわち転職を見つけだす旅であること
寺澤伸洋 Kindle出版で月60万円稼ぎFIREした僕の副業出版戦略
読んでいて、てらさんのポジティブさが伝わってきました。
他にも納得!のメリットが挙げられてます。
この章を読むとワクワクするよ。
電子書籍の仕組みと出版業界の構造変革
出版業界の構造変革が起きていることが分かります。
- アマゾンの印税の仕組みは、紙の書籍の印税より高くてお得なこと
- アマゾンで出した電子書籍は、読み放題サービスで読まれても1ページ毎に印税をもらえること
など、出版業界にパラダイムシフトが起きている今がチャンスだそうです。
この章はとても興味深いことが沢山書かれているので、ぜひ著書を読まれることをおすすめします。
はじめての電子書籍出版で意識すべきこと
この章はライティング上達のノウハウが詰まっています。
- 誰に何を伝えたいかという熱い思い
- 経験したことを書く
- PREP法について
- 構成してから書く
第3章では文章術と出版の心構えについて話が進みます。
本を書くためにはコンテンツと、それを他の人に伝えたいという熱い思いが必要なこと
自分が経験したことを書かないと評価されないこと
寺澤伸洋 Kindle出版で月60万円稼ぎFIREした僕の副業出版戦略
PREP法についても分かりやすく載っています。冒頭に結論を書くと、読者にストレスなく読んでもらえること。基礎理解に始まり成功法に至るまでのプロセスが、読者にワクワクしながら読み進めてもらう上で重要なのが分かります。
すぐに書き出すな。ノートと鉛筆で構成を考えろ
寺澤伸洋 Kindle出版で月60万円稼ぎFIREした僕の副業出版戦略
読者にとって、読みやすい文章にするには、構成が不可欠だと筆者は述べています。
上記はほんの一部、第3章は盛りだくさんの情報量です。
書くための大枠の考え方から、細かな枝葉の部分まで掘り下げて書かれているので、ライティングスキルを身につけたい方にはぜひ読んでほしいです。
構成とかPREP法は身につけると効率的に文章が書けるよ。
電子書籍のアイデアの出し方
この章は執筆を副業とされる人におすすめです。
アイデア出しの為の章です。
特筆すべきは、人生の棚卸しについてです。人生の棚卸しをして、本のネタを見つけよう。
でも、ネタ出しって難しい…
ここから筆者の考え方が出てきます。
自分が何も意識しなくてもできてしまうようなことは、自分ではすごいことだと気づけないこと
寺澤伸洋 Kindle出版で月60万円稼ぎFIREした僕の副業出版戦略
“本に書けそうなネタは、自分自身では気づけない”これ、なんか分かります。
自分ではわからない自分のすごいところを、友人に教えてもらうことが薦められています。
この章は、本のネタ出しと人生の棚卸しについて書かれています。
”本に書けそうなネタは、自分自身では気づけない”は、私にとってパラダイムシフトでした。
自分の棚卸しをすることは、自分の好き・得意を見つけてネタを出すこと、自分に自信がつくこと
両方の効果があると感じました。
電子書籍を読んでもらうための戦略
SEOにも共通する考え方が載っています。
出版した本を読んでもらうための、タイトルや表紙、価格、商品ページ、レビューについて綴られています。
読んでもらうために戦略が大事!SEOに通じる考え方だよ。
検索されやすいタイトルにするには”検索されやすいタイトルをつけよう””今ある流行に乗ること”とあります。
ここ、SEOにも共通していると思いませんか。著者はSEOについて全く触れてはいませんが、私はこの点がとても参考になりました。
その他も盛りだくさん。
- 表紙はキラーワードを目立たせること。
- 価格設定は、読み放題を見据えた価格設定が必要なこと。
- クリックされやすくなるので、ベストセラーを狙うこと。
- 商品ページの重要性。
- 無料キャンペーンやセールを活用すること。
- 書籍の最後に自分の他の本のリンクを貼ろう。
自分のブログのリンクを貼ってもいいね!
- 『著者セントラル』で著者のページを作れること。
- 本を出したらSNSで周りの友人に伝えよう。
出版した本を読んでもらう為の戦略は、執筆を副業とする人にも共通している
電子書籍を書くためのツールテクニック
執筆で副業されている人にもおすすめです。
文章ルールや誤字脱字チェック、目次と章立てのリンク方法、画像の入れ方、表紙の作り方についての説明です。
てらさん達はワードの縦書きで本を作っていきます。
ワード以外でも文章ルールは必要。最初にルールを決めておけば手戻りが少なくなるので必見です。
電子書籍出版の具体的な手順
初心者には難しいKDPの登録ですが、画像や詳しい説明で安心できます。
いよいよ、本田壮くんの本をKDP(Kindle Direct Publishingの頭文字を取ったサイト)アカウントに登録していきます。
初心者には難しい登録も、てらさんと一緒なら安心、丁寧に説明されていきます。
てらさんと一緒なら初めての登録も怖くない。
メリット・デメリット
デメリット
総じてデメリットは少ないが、以下の人は読まなくて大丈夫
- Kindle出版はもう何度も経験済みの人
- ライティング中上級者
- 執筆で副業してバリバリ稼いでいる人
総じてデメリットは少ないです。
Kindle出版はもう何度も経験済みの人、ライティング中上級者、執筆で副業してバリバリ稼いでいる人は既に血肉化されているはずなので、読まなくても大丈夫。
細かなところで、第6章ではツールテクニックが詳細に記されています。ワードを使い、紙の書籍のように縦書きの設定で話が進みます。
私はまだ出版していませんが、Googleドキュメントを使って、横書きを考えているので、ここ箇所だけは読み飛ばしました。
メリット
- 会話形式で読みやすく分かりやすい
- 知識0からKindle出版までの道のりが分かって安心
- 執筆で副業したい人のライティングの勉強になる
てらさん(著者)と後輩の本田壮くんとの対話形式で綴られているので、疑問と回答が明快で分かりやすい。
Kindle出版は簡単に始められること、体系的に詳しく説明されているので、Kindle出版したい人の背中を優しく、力強く押してくれます。
特におすすめ!執筆で副業したい人のライティングの勉強になること。
ブログを書いていると様々な問題に直面します。どうしたら読んでもらえるの?読みやすい文章って?どうしたら検索されやすくなるの?書くネタをどうやって見つけよう?
こういった問題もてらさんが明快に解決してくれます。Kindle出版のライティングのコツはブログのライティングと共通する所が多いんです。Kindle出版のノウハウだけでなく、ライティング上達にも価値ある本ってすごくないですか!?^^
ライティングも学べちゃう!
- Kindle出版の全体像が掴めるので、電子書籍出版への心のハードルが下がる
- ブロガーや執筆で副業しようとする人にもおすすめ。体系的にライティング上達の知識が記されているので、文章力アップになる
感想
”本を書いてみたいと思いながら、行動に移せていなかったりしませんか?”
私はこの一文にドキッとしました。
本田壮くんは、電子書籍出版する以前の著者がモデルだそう。
Kindle出版について何も知らない本田壮くん(以前の著者)に向けて、様々な問題を解決していきます。
また、著者は思考法の本も出版しています。
ロジカルにもラテラルにも考え抜かれ、漏れなく被りなく初見の方も分かりやすい様に綴っています。
ライティングの技術、アイデア出しの方法、読んでもらうための戦略も、執筆で副業しようとする人に特におすすめです。
結構なボリュームですが、読みやすかったですよ。
著者の明るさが伝わってきて、読後感が爽快でした!!
「そう、僕はたった1冊の電子書籍を書いたことで、人生が大きく変わったのです。」
Kindle出版からFIREに至った著者が書いた本、面白そうだと思いませんか^^
最期まで読んでくれてありがとうございます。
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