ピコグリル焚き火台を持って、海辺をピクニック
この記事には、こんな事が書いてあります。
「海辺で砂遊びをしたい」と子供が言った。
暖かな3月の朝。
親子三人は、ピコグリル398を車に積んで、出発した。
海辺に到着
海に着いた。
人はまばらだ。
釣り客がちらほら。
内浦なのでもともと波は穏やかな場所。
砂浜沿いの松林が、風を弱めてくれる。
子供は早速、波打ち際の砂を、スコップで掘る。
砂をバケツに入れる。
本人は、土木作業をしているつもりだ。
「手伝って!!!」
と大声で叫ぶ子供。
火をおこしたい。
焚火をじっと見つめていたいが、子供が許してくれない。
子供と波打ち際で、砂を掘る。
荷物を下ろした旦那は、椅子に腰かけて、海を眺めている。
潮干狩りに、あさり無し
去年は、あさりがいた。
今年もいるだろうか。
引き潮なので、あさりを見つけられるかもしれない。
熊手で20㎝くらい掘ってみる。
砂粒に紛れたあさりを見逃さないように、目を凝らすが、いない。
掘っても掘ってもいないので、場所を変えてみる。
見逃さないように、砂をぢっと見る。
「あっ。いた!!」
あさりの赤ちゃん。
3㎜ほどの大きさ。
黄色を基調にしている。
形は成貝のあさりと同じ。
あさりの赤ちゃんが2匹見つかった。
去年、あさりの赤ちゃんは沢山いた。
一度掘れば、砂の中にあさりの赤ちゃんは見つかっていた。
成貝も多くはないが、去年はいた。
しかし、今年は、あさりの赤ちゃんが2匹だけ。
探した場所に、偶然いないのなら、いいが…
そういえば、よくこの浜辺に釣りに来る、おいちゃんAが言っていた。
「昔はあさりが沢山いて、足で砂を掘ると、あさりが獲れたんだけどね。」
年々、あさりは減っているようだ。
今年は、あさりの赤ちゃんすら、ほとんどいない。
20分砂を掘っても、成貝のあさりがいない。
アサリは1980年代まで各地の砂浜で潮干狩りなどでもよく獲れていましたが、乱獲だけでなく、埋め立てなどによる砂浜の減少や水質汚染、また近年では温暖化の影響などによりその漁獲量は激減しています。
引用:旬の食材百科
ピコグリルで焚火
振り返って旦那を見ると、
焚火台で火をおこしている。
ピコグリルの久しぶりの出番だ。
簡単に勢いよく火おこし出来る焚き火台、それがピコグリル。
ピコグリルの下には焚き火台シートを敷いている。
焚火の熱が、焚き火台下の微生物を殺さないように。
10時を回っている。小腹がすいてきた。
旦那はケトルで湯を沸かしている。
子供のパンツの裾が波で濡れている。
「着替えておやつにしよう。あさりの赤ちゃんは、海に返そう。」
ザバァー――ーっと、バケツをひっくり返して、あさりの赤ちゃんを海に戻す子供。
おやつはピコグリルで焼いたソーセージ
ソーセージを焼いたのが、おやつ。
焚火で焼くと、外で食べると、なんでこんなに美味しいんだろう。
焦げだって、美味しい。
あさりとクルミと石とサスティナブル
おやつを食べ終え、再び遊びだす子供。
旦那はコーヒーを飲んでいる。
私は海を眺めながら、この浜で子供と清掃活動に参加して、マイクロプラスチックを抽出したのを思い出す。
子供がクルミを拾ってきた。
クルミは固くて丈夫だから、川に流されても、形を留めて海まで行きつく。
山から川、そして海。
海の水分が雨になり、山へ。
循環は繰り返される。
お土産に、石を拾う。
石も山から川へ、流れ着いてきた。
潮干狩りはしばらく中止だ。
あさりが獲れても、海に返そう。
コメント